今日は昼過ぎに隣町のロックヒルに行ってきた。
去年の今頃、ここでポケット一杯のムカゴを取ったので、
そのことが気になっていたのだった。
去年は今時だったのか忘れてしまったけれど、
友人と二人でかなりのムカゴを探し、
2軒分のムカゴご飯ができるほど採れたのだった。
さて、今年はどうかと一人で行ってはみたものの、
時期が遅かったのかさっぱり採れず、
数えるほどしか見つけることができなかった。
もしかしたら、昨日台風並みの風が吹いたから、
蔓にしがみついていたムカゴが、
振り落とされてしまったのかもしれない。
こうした季節のものはどうしても一度は味わいたい。
春はフキノトウやサンショウにワラビ、それにウドやタラの芽など。
秋はキノコやムカゴなど。
この国は四季に恵まれ山の幸が豊富だ。
それらは決してスーパーで買うのではなく、
自分の足で歩き自分の目で見つける。
できれば庭や畑のものではなく、
野生から生まれた本物を味わいたい。
そんな思いでいつものように目を晒して歩いたけれど、
淋しすぎる収量だった。
これでは我が家のムカゴご飯はお預けだ。
その上、何より違うのは、
いつもムカゴ採りを一緒にしていた仲良しの友達がいない。
何となく心が満たされない散歩だったのは、
そのことが一番大きいような気がする。