
水辺公園を散歩していたら趣味の仲間から電話が鳴った。
何やら相談があるからお昼を食べに行かないかと。
私の場合、外食は平日のランチタイムと決まっていて、
そのサービスのない土曜や休日には行かないことにしている。
でも、突然の誘いなど滅多にないし、
仲間は話したがっていて、
これこそ付き合いだから仕方なく、
急いで待ち合わせ場所の和食屋に車を走らせた。
その和食屋は手の込んだ料理を出すので人気があり、
もちろん味も良く、決して後悔しない評判の店だった。
私が以前来たのはもう4年ほど前になる。
ランチとしては少し値が張るのでそれっきりだった。
店内はお昼をとうに過ぎていたのにテーブル席はいっぱいで、
辛うじて少し空いていたカウンターに案内された。
料理は注文してから作るためか、
席に大きな盆が運ばれるまで30分も待った。
私が頼んだのはちょうど花見弁当のような彩り豊かな料理で、
天ぷらや煮物、その他色んな小鉢がついていた。
肉系はないが、ミニグラタンが洋風で、
天ぷらは数種あり、ご飯は季節のたけのこご飯だった。
これで約2000円とは安いのかもしれない。
関東は味が濃くて私の口に合わないことが多いのに、
この店の味は日ごろの私の料理と変わらない。
それが、何より魅力だと思う。
大きな盆には和風のデザートもついていて、
これが最後の口直しには良かった。
私は食事中、延々と続く仲間の話を「うん、うん」と上の空で聞き流し、
ただただ舌鼓を打つばかりだった。
翌朝は牛肉を煮込んだ質素な和食にした。








