今年の庭のイチゴは初めの頃は花がとても小さく、
収穫量が少ないと予想していたら、
多少小ぶりが多くても例年のように毎日収穫に追われている。
イチゴはいっぺんに赤く熟さず、しばらくは成り続ける。
ボールいっぱいに採ったらさっと水に浮かして洗い、
ザルに上げて水切りした後、冷凍する。
最初のうちは1キロになるまで3日ほどだが、
日を増すごとに収量が多くなる。
そのためわが家の冷凍庫はパンパンになってしまう。
冷凍室が飽和状態になったら、大鍋に出してジャム作りにかかる。
私の場合、作るたびに煮込む時間は40分ぐらいと同じだけれど、
お砂糖の量は毎回変えるようにしている。
甘いものが苦手な私は自分では滅多にジャムなど食べないけれど、
友人たちに上げるとひどく喜ばれるので作っているようなものだ。
雨の日もお天気の日も、そして、寒さも暑さも、
路地で乗り切った野生の?イチゴジャムは、
今はやりの何とかという新種などと比べるとそのイチゴらしさが際立っている。
自画自賛だけれど、皆さんがそう言ってくれるのだ。
ジャム作りはもう3回もやったのに、
友人が散歩の途中で私のために桑の実を拾ってきたと言って、
わざわざ持ってきてくれた。
桑の実ジャムも去年のものがひと瓶あるけれど、
真っ黒い素敵な実を見ていると、ジャムにしなければ申し訳ない。
イチゴは野菜のように土の上に実るけれど、
桑の実は大きな木の花で空に実り、イチゴよりも野性的だ。
今度はストロベリーとマルベリーのミックスにしてみようか。
(下の写真は出来上がったミックスジャム)