今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

お出かけ

名物を食べるということ

旅をすると、どうしてもその地ならではの名物を食べてみたい。 例えば四国は香川県の讃岐うどん、 三重県の伊勢うどんや山梨のほうとう等々、 細長い地理の日本には麺類だけでも数えきれないほどある。 今回の名古屋ではもちろん名物のきしめんを食べたかっ…

ひとり旅の美しい少年に魅せられて

電車に乗っていたら小学生の男の子が隣に座った。 驚いたことに私の隣の席は数人分空いていたのに、 その子は座る前に「座ってよいですか?」と私に断ったのだった。 何て礼儀正しい子供なのだろう。 大人だってたまには軽く会釈をする人があっても、 座る時…

せっかくの飲み鉄が言葉の力に負ける

先日の伊豆への山旅で、 帰りに買ったいつもの鯵寿司が今回はあまり美味しく感じられなかった。 その理由は一緒に旅した友達が電車の中で一口食べるなり、 「まずい!」と声を上げたせいもあるようだ。 東海道線は私の生活圏から遠く離れていて、 そこで得ら…

LRT乗車と餃子

栃木県の宇都宮市に軌道が新しくできたというので、観光を兼ねて乗ってきた。それはいわゆる都市部を走る路面電車ではなく、郊外と駅を結ぶトラムだった。 ライトレールとは大量の客を運ぶ地下鉄などと違い、路面電車との中間に位置されていて、一日の乗客数…

一陽来復を信じたいのに

anzufig.hatenablog.com 元旦に東海道の列車の中から、太平洋から昇った初日に照らされて輝く富士を見た。雲一つ、そして、風もない穏やかな新年だった。 何て幸先の良いスタートだろう。今年こそ世界のあちこちで起きている戦争も終わって、素晴らしい年に…

「翔んで埼玉」田んぼアートを見てきた

稲で模様を作る田んぼアートというものを見てきた。 そこは古代蓮が名物の公園で、周囲には広い田園が広がっている。田んぼアートとしてはギネス記録も持っているらしい。 公園の古代蓮会館にはシンボルタワーがあり、400円也を払って入場すれば、田んぼアー…

旅の帰りは空ではなく陸路

長かった夏の旅は行きは飛行機だったが、 帰る日を自由にしたいためにあえて鉄道にした。 往復切符を買わなかったのは久しぶりのことだった。 記憶に強く残すためには、18切符を買い、 それこそ普通列車を乗り継いで行くべきだけれど、 とても疲れていたの…

小浜温泉、西方浄土に沈む夕日

旅先での一度目の温泉体験は、世界遺産の見える海岸にあった。 源泉は炭酸泉で体温より低いから沸かし湯だった。 二度目の温泉は日本一高い105度の源泉を誇る小浜温泉である。 ここは湯の湧出量も日本一と言われ、 海岸に面して立ち並ぶ建物の合間のあち…

精霊流しはやっぱり楽しい送り盆

この町の送り盆はけたたましい爆竹や銅鑼の音、 船を運ぶ男たちの声、ごった返す見物客の歓声、 それらが入り混じってまさにカオスの渦に巻き込まれたようになる。 坂道のあちこちから特別にしつらえた精霊船が、 ぞろぞろと繰り出し、カンカンという銅鑼の…

お盆のお墓参り

今日はこちらへ来て初めてのお墓参りをしてきた。 集まったのは私の父方の親せきでたったの5人。 最近は墓じまいをして納骨堂に移す家が多いらしく、 お墓もさながら地方都市みたいに空き家だらけだ。 それでも若い人が来ているお墓もあって、 見渡すと一族…

三角ミナを取ってみたけれど

うねうねと細い曲線を細かく描いて続く、海辺の道を走っていたら、 どうしても海にもっと近づきたい衝動に駆られた。 車一台止めることのできるスペースを探して、 肩ほどの高さの堤防に設けられた狭い切り込み口に走った。 ここは内海なので波も穏やかで、 …

鍾乳洞見学はは真夏に最高

今日は車に乗って半島巡りをした。 紺碧の空のもと、更に青い海がいっそうのギラギラ感を増す。 何しろ今年の夏は異常に熱いのだ。 暑いというより熱いのである。 そこで訪れたのが鍾乳洞だった。 ここは日本でも希少な鍾乳洞で昭和三年に発見された。 天然…

待乳山聖天、大根を供える浅草の仏教寺院を訪ねる

浅草に行ってきた。 連休とコロナ慣れなどなのか、雷門方面は歩けないほどごった返していた。 このまま進めば圧死するような気分。 いつもなら客待ち顔の人力車も全ての車が稼働していてびっくり。 周囲にいるのはインバウンドと言われる外国人客だらけだ。 …

護摩焚きに参加して

生まれて初めて「護摩焚き」というものをしてもらった。 それはひょんな出会いから知った密教のお寺で行われ、 どちらかというと観光気分でやってもらったのだった。 お寺は田園地帯にあって創建が12世紀初めとあり、 墓地内の改修も進んでいて檀家も少なく…

築地はインバウンド客で混んでいた

久しぶりに会う友人と六本木で待ち合わせた。 しゃれた都心のビル街は私の暮らす田舎とは違い、 ウインドウに映る自分の姿がなんとなく恥ずかしく感じられる。 満開の桜もどことなくすましている。 展覧会を見終わったらランチでもと約束していたのに、 ミッ…

箱根駅伝の道をバスは走る

小田原から伊豆箱根バスを待っていると、案内の女性が本日の予定になっていた、駒ヶ岳ロープウェイが臨時休業していることを教えてくれた。 そのため急遽停車駅を変更しなければならなくなった。バス停の縁石に座り、朝ごはんの鯵のチラシ寿司を開け、さて、…

通勤電車の中で

ひょんなことから箱根へ旅することになった。 箱根には車で行ったことがあったが、 その時は点でつなぐような物見遊山程度だった。 今回は電車旅だからじっくりとウォーキングができる。 電車での移動は車と違って駐車した場所に戻る必要がない。 そのため旅…

外宮で思った日本の神様たちのこと

極太なのにふあふあした不思議な伊勢うどんを食べた後、順番通りに外宮の鳥居をくぐった。ここは豊受大神(とようけのおおみかみ)を祀っていて、天照大神の食事を用意する宮だそうだ。よってすべての産業の神らしい。 何とその食事の儀式は1400年、途絶えたこ…

伊勢にやってきた

ひょんなことから伊勢に来てしまった。いわゆるお伊勢参りというやつ。神社についてどうのこうのというのはないけれど、あちら方面に行くついでに足を延ばすことになったのだ。 関東に住む者にとって近畿地方や伊勢方面は地理が全く分からない。電車もどんな…

餅つきの丸餅を見て嬉しかった

日本は狭いと言っても西から東へと縦に長いので、 様々な文化が違いとても面白い。 どこの国もそうなのかは知らないけれど、 西と東の境目あたりから食べ物の味付けなどもかなり異なる。 例えばおうどんなどの汁は関東では醤油の濃い色だけれど、 関西から向…

全国旅行支援は恩恵なのか、未来の借りなのか

旅の最後の夜はリムジンバスが止まる便利なホテルにした。 このホテルには何度か泊っていて、予約は電話なのだけれど、 今回は○○トラベルというネット経由でやってみた。 この日まではほとんどのホテルに空きがなかったけれど、 クリスマスを過ぎたのでどう…

三大という表現に思う

牡蠣小屋体験の後、強く勧められてとある観光地を訪れた。 そこは日本三大稲荷と言われる大きな神社で、 奥の院まで上がっていく間に由緒ある建築物があった。 日本三大と呼ばれるように確かに規模も大きく、 東照宮に似た華やかな本殿は圧巻だったし、 古び…

悲しい情念を感じたジュリアン

クワトロ・ラガッティの一人である中浦ジュリアン。 先日、冷たい雨の中を訪れた中浦の集落で、 その苔むした坂の上に彼の記念館を見つけた。 以前、ローマを旅した時、天正遣欧使節団のことが気になって、 しばらくそれについて調べたりしたことがあった。 …

旅先で銭湯に入る

旅先で銭湯に行ってきた。 そこは観光名所のはす前にあってかなり古くから続いている。 建物も昭和の感じがして今や近代化遺産になりそうだ。 暖簾をくぐると感じの良いおばさんが番台に座っていて、 「いらっしゃいませ」と明るく声かける。 番台は男湯と女…

旅支度が下手になってしまった

来週は出かける予定があるのになぜか用意がなかなかできない。 最近は山に行く場合でもこんな風に準備に手間取ってしまう。 今回は山の道具も必要なため、荷物が多く、 電車に乗ったり飛行機に乗ったりするので、 そのことも準備を難しくしている。 出先で山…

道の駅に5つも立ち寄った紅葉狩り

友人二人と紅葉狩りに行ってきた。今年も晩秋になってもずっと気温が高い日が続くので、どこもあまりきれいな錦繡ではない。 思えば最近は毎年のようにそんなふうで、マスコミが名所を紹介してもかつての美しさにはほど遠い。それでも、紅葉を見たいのが私の…

都会はお金持ちしか買い物しないのか?

渋谷のクリニックに行ってきた。 都心を電車で通るのは実にスペインからの帰路以来である。 コロナ直前の日だから約3年近く経つ。 ラッシュを避けたのに電車は混んでいて、 渋谷までずっと立ちっぱなしだった。 医者に行ったわけは二か月も前に刺さったガラ…

リルケの詩を思い出したバラの花

先日、バラ園が賑わっているというニュースがあった。 画面に映る赤やピンクの花、何と美しいのだろう。 満開の桜にも心騒がされるが、バラはまた一味違う。 そのバラ園は50キロ以上も遠くにある。 友人を誘ってみたら、良いことを知った。 そんなに遠くまで…

小さな旅は春を遡る

大分身体の調子が元に戻ったので、 たまには家事をしないで過ごしてみようと、旅をすることにした。 全快祝いのちょっとした贅沢旅だ。 ネットで食事がとても評判の良いペンションを見つけ、 残雪の谷川岳を仰ぎ見ることの出来る水上までやってきた。 ここへ…

チェーン店の企業努力なのか?

昨日はトンボ帰りで帰って来たので途中でひどく疲れてしまった。 運転はパートナーに頼んだけれど、 自宅まで半分ほど来たところで二人してダウンし、 仕方なく店に入って休むことにした。 国道沿線には多くの食べ物屋があり、 そのほとんどが地元資本の店で…