水辺公園を午前中に散歩したので、今日は部屋の掃除が遅くなった。
最近は電気を気にするようになって、以前みたいに箒で掃くことが多くなり、
今日も掃除機は取り出さなかった。
最も箒で掃くのは常時過ごすダイニングと洗面室の床ぐらいで、
いい加減な私は大体は手抜き掃除しかしていない。
掃いた後は必ず雑巾で拭くようにしているけれど。
今日、箒で床に集めた埃やゴミを塵取りで取ろうとしたら、
何かエビのような小さな生物が混ざっていた。
埃まみれになったその生物を掌に乗せると、
それは確かに小エビに間違いなく、
何本あるか分からない足やひげがモジャモジャと動いていた。
前に水辺公園の池の水を金魚のために取りに行った時、
使ったバケツの底に小さな透き通った小エビが、
わずかな水の中でスイスイと泳いでいたことがある。
そのバケツは何日も放置していたのに、
窪みにたまった水の中で生き延びていたのだった。
小エビなど飼ったことはないのでとても嬉しかった。
それで、小エビのために金魚とは別の水槽を作っていたので、
部屋に落ちていた闖入者を小エビの水槽に入れてあげた。
新しい住人は小エビの5倍ほど貫禄があって体長は2センチ以上ある。
どうやらネットで調べてみたらヤマトヌマエビというものらしかった。
今まで独りぼっちだった小エビは何やら嬉しそうで、
大人エビの近くを泳いでいる。
この小エビは成長の過程で鮭のように海へ行くというのでびっくりした。
エビたちの動きを見ていると、とても癒される。
もし、掃除機を使っていたらあの大人エビは我が家の住人にはなれなかった。
箒を使って本当に良かった。
それにしても、床に落ちていた?闖入エビは一体どこからやって来たのか。
朝に水辺公園を散歩したとき、私にくっついて車に乗ってやってきたのだろうか。
それしか考えつかない。
だとしても、不思議すぎる出来事ではないか。