道の駅に寄った時、つい金魚を買ってしまった。
わが家にいた金魚はもういなくなって、
金魚鉢にはヌマエビがごそごそと泳いでいるだけだった。
エビは増え続けて賑やかだけれど色がないので、
水槽が何となく淋しかった。
ビニール袋に入れられ売り場にあった金魚は、
普通のよくある赤とフナのような色の黒、
それに薄いピンクがかった白色の3匹だった。
前に初めて金魚を道の駅で買った時も3匹だった。
この数が売りやすいのか陳列されている金魚は、
必ず普通の金魚1匹と微妙に姿かたちが違った2匹の組み合わせだった。
帰宅すると、先住者のヌマエビ達をプラスティック箱に移し、
金魚鉢をよく洗って、金魚たちを住まわせた。
赤と黒と白なので、名前は簡単に付けられそうだった。
ところが、一週間も経たないうちに黒が水中で息絶えていて、
残念な水ことに金魚は2匹になってしまった。
まだ気温が低かったので、
餌をやらなかったのがいけなかったのか。
理由は分からない。
残る赤と白はどうしても長生きさせたい。
前に飼った時は2年は生きた記憶がある。
今回もそのぐらいは生きてもらいたい。
そう願っていたのに、それから数日経って、
今度は白い金魚が息絶えていた。
元気に残っているのは普通の色の金魚だけになった。
変わった色の個体は弱いのだろうか、いつも短命だ。
そんなわけで名前も付けないうちに、
金魚は金魚らしい姿をした金魚が1匹残るのみになった。
1匹でも朱色は存在感がある。
今は朝のルーティンは、金魚鉢を覗き込むことから始まる。
生きているかどうかを確認するのだ。
ガラス鉢の中で元気に泳ぎ回っているのを確かめて、
それから家事にかかる。
さて、名前はどうしたものか?
早く決めてあげなければと思っている。