今年もイチゴが色づき始めた。
庭を覆った緑の茂みの中から真っ赤なイチゴを探して摘み取るのは楽しい。
我が家の庭の三分の一ほどはイチゴの絨毯のようになっていて、
もともとあった芝生を侵食してしまっている。
考えてみれば刈り込みに手間のかかる芝生よりも、
苺は何もしなくても実るし、
青々としたその様子は雑草と違って目の保養にもなる。
雑草が生えてくるのもその葉陰で防いでいるようで。
秋になったら新しい芽を他の場所へ移してあげれば、
そこからランナーを伸ばし始め、
瞬く間にストロベリーフィールズになる。
何という生命力の強さだろう。
今年のイチゴは少し小ぶりな気がする。
大豊作の去年と比べると貧相な実で、生食にはパンチに欠ける。
でも、イチゴは日々集めて冷凍し、
たまったところでジャムにしているからワイルドなものでも全然平気だ。
そんなわけで、朝夕、容器を持って、
庭のイチゴを見回って収穫するのが、最近のルーティンになっている。
Strawberry field foreverのメロディが頭に浮かぶ