晩夏から秋までお皿の料理を美しく映えさせてくれた万願寺、
もう冬も近いので、ついに菜園から撤去することにした。
この万願寺は種も自家製でここ数年同じ先祖から育っている。
自家製の種を撒くと段々と出来が悪くなるけれど、
新しい種や苗を買うよりは収穫時は充実した気分になる。
それこそが家庭菜園の醍醐味だろう。
万願寺は結構繁って、
大小の株が入り組んて畑を狭くしているので、早く処分したかった。
けれど、小さな緑の実をあちこちにつけていて、白い花も咲き続き、
菜園の中で最後まで頑張っていた。
だが、今日は撤去処分となった。
根元から切った株を並べ、枝に着いた実を集めていく。
小さいのも大きいのも残さず集めて水洗いし、
そのままジッパー袋に入れて冷凍庫で保管する。
緑の少ない時期にカレーなどに入れては食べるのだ。
冷凍しても別に問題なく万願寺の味がする。
そういえばミニトマトも同じだ。
赤くなった実は干してまた来年の種にしよう。
そのうち芽がでなくなったら苗を買おうと思う。
その頃はコロナは普通の風邪になっているかもしれない。