友人と待ち合わせて今年初のラージヒルへ出かけてきた。
ここは駐車場からすぐにアスレティック的な岩場があって、
ちよっとしたバランスの保持訓練には持って来いの場所だ。
元旦になると決まって週に一度はここへと決意するのに、
結局は2か月に1度来ることができれば良い方だ。
友人を誘えば実行しやすいので今年はせめて月1を目指したい。
約束の時間が12時半だったので、
1時間ほど早めに来て車内ぼっちランチをしようと決め込んだ。
車内ランチも久しぶりのことである。
いつもはインスタントラーメンと決まっているのに、
今回は近くの安売り店で買った冷凍うどんがとても美味しいので、
それを持ってきた。
行き道の橋で車が大きく揺れたほど猛烈な風が吹き荒れているのに、
駐車場には10台ほどの車が止まっていた。
早速靴を脱いで後部に移り、車内ランチ作りにかかる。
お湯は直前に沸かした熱湯が山専ボトルに入っている。
コッヘルのお湯の中に、
うどんとじゃこ天かまぼこ、乾燥ネギ、
それに小瓶に移した市販のスープの素を入れる。
ガス缶にバーナーをセットし、マッチで点火すると、
5分ほどで熱いおうどんができた。
お椀に入れて唐辛子を振りかけフーフーと飲み込む。
野外の料理?の何て美味しいのだろう。
家で食べるのと比べると何倍も美味しく感じる。
窓の外は左右に木々が大きく揺れ、
映画のシーンを見ているようで別世界みたい。
こんな日に歩いて良いものか?と、ふと思う。
常識的には決してこんな場所で外遊びをする日ではないと思う。
でも、誘った友人は雨でない限りへっちゃらな人だ。
彼女が来るまでの間、読書をしよう。
熱いおうどんのおかげで体はほてっているし、
車内はお日様とバーナーの熱で暖かい。
まるで誰にも邪魔されない小さな書斎だ。
本はまだ300頁以上も残っている。
再読だけれど少しづつ最後まで読み直したい。
至福の時間である。