2月5日に関東地方に雪が降った。
テレビではお昼から「大雪、大雪」と大騒ぎしていて、
ちよっと心配だったけれ予報はど当たらないことも多い。
午前の用を済ますと、空模様を見ながら友人との待ち合わせ場所に走った。
この日はランチの約束があったのだった。
出発したお昼前は雨交じりの霙(みぞれ)が降っていて、
弱いワイパーをかけながら普通に走ることができた。
友人と落ちあい、彼女のお勧めのおうどん屋さんに入ると、
店はお客でいっぱいだった。
その時はまだ休耕田がうっすらと白くなっている程度で、
食後はお喋りをしにカフェに行こうと思っていた。
ところが、30分ほど経ったか経たないか、
大盛りのランチを食べ終わり外を見ると、
先が見えないほど大粒の雪が激しく降っているではないか。
外に出ると地面がぬかるんでいて靴がずぽっと沈む有様で、
驚いた私たちは慌ててこの日のカフェタイムは取りやめた。
友人の家まで30分はかかるし、わが家はもう少し近かったけれど、
雪の勢いの凄さに怖気づくほどだった。
この冬は毎年替えていた冬用タイヤをやっていない。
友人に至っては何年も摩耗した冬タイヤを履き続けている。
何しろほとんど関東には雪がなかったからだ。
そんな時に限ってこの雪である。
ゆっくりと慎重に車を走らせる。
行きかうトラックもいつでも止まることのできる徐行運転で慎重だ。
殆どが夏タイヤのままなのかもしれない。
30分ほど経ってわが家近くの裏道に入ったら、
もう道は真っ白になっていて慎重に黒い轍を走り自宅に着いた。
友人も同じ状況だったようだ。
スタッドレスをしたところで雪の道はとにかく危険なのだ。
信号手前でゆっくり踏んだブレーキで車体が90度回転した経験のある私は、
雪にはとても神経質になる。
事故が起きたら人生が狂う。
だから、雪の日は運転しないに限る。
それにしても天気予報通りの時間に雪が積もり始め、
随分とデータ分析が進歩したなあと感心した。