とある仲間との会合で、ファミリーレストランに行った。
その店は全国チェーンの店でドリンクバーを頼むと、
飲み物は何倍でもお替りできるという。
私は食後、または食べている時の飲み物は一杯しか飲めないので、
このドリンクバーといものは苦手だ。
仲間たちはこれが良いと言い、頼んでいた。
私はハンバーグとフランスパンを注文した。
飲み物は水だった。
友人が言ったようにこの店は長居ができて、
私たちは1時間以上話し合っていた。
ハンバーグはふわふわとしていて不味くはないけれど、
数口で食べ終わり呆気なかった。
注文した料理をロボットが運んでくるのも何だか味気ない。
そこで、数日後、スーパーで合いびき肉を買い、
自分なりの本物のハンバーグを作ってみた。
最近は面倒でさぼっていたのだった。
お肉と玉ねぎ1個と卵、それに牛乳少々と、
少しのパン粉にローズマリーなどの香料を加えよく練り混ぜる。
お肉が掌にべたつくので使い捨てのゴミ手袋を使う。
お肉が350gで4個の大き目のハンバーグが焼きあがった。
面倒だったけれど、以前はこれにお豆腐を混ぜ込んで作ったものだった。
ナイフで切るとジューシーな汁が飛び出し、
味はファミレスのそれとは比較にならないほど美味しい。
ここで原価計算をしてみたら、
ファミレスは800円、これは4個も出来上がって同じぐらいだ。
席料と人件費を考えたらお店もかなり安いと思うけれど、
会合でもない限り、ファミレスに行かない私は、
美味しいものを安く食べたいのだと思う。