おうどやお蕎麦には七味唐辛子や柚子胡椒は欠かせない。
子供や辛いものが苦手な人は使わないけれど、
麺の店ではなくても薬味として添えられることが多い。
今年は道の駅で買った唐辛子で種を採り3本だけ育てた。
狭い菜園なので1本は大きな植木鉢に植え、
10月の今、もうほとんどの実が真っ赤に色づいている。
この唐辛子で薬味を作るのは大変そうだけれど、
柚子胡椒が手作りで簡単にできると知り、
今年は4本ほど手作りしてみた。
柚子胡椒は唐辛子が色づく前に採取しなければならず、
少しずつ大きくなるので毎日見つけては冷凍しながらためていた。
柚子の実も黄色く熟す前のものを使わなければならない。
そんなわけで柚子胡椒は9月に作るらしい。
青柚子はお店に並べられても小さな実が2個ほどしかなく、
安く手に入れるためには道の駅や町のマルシェなどで探さなければならない。
先日の山旅で5個入り200円と安価で手に入ったので早速作ることにした。
唐辛子は種とへたを除き、青柚子は皮だけを使う。
それを細かく切って1割ほどのお塩を加えフードプロセッサーにかける。
あっという間に出来上がり、柚子の中身が勿体ないので、
それは同じようにして香りは少ないが柚子塩もどきの調味料にした。
手作りは材料から準備するのでとても安全だし、
何より思い入れもあって満足感が違う。
今回の柚子胡椒は小さな瓶に4つできて、
友人たちに差し上げたらひどく喜ばれた。
私の場合、これととろろ昆布があると、
お昼のおうどんがより一層美味しく食べられる。
いや、それがないと食べた気がしない。
でも、青唐辛子と青柚子、どちらも未熟なのに、
一体誰がこの絶妙と言える組み合わせを思いついたのだろう。