近頃は水辺公園に週に一度、定期的に通っている。
実はすぐ近くに住む人とひょんなことから知り合って、
二人で歩く日を決めたからである。
ひとりだと気ままだから、
月に1度歩こうと気負ってもはついさぼって実現できない。
人間という動物は社会的存在ゆえに、
他人と約束するとこうして実現するのだ。
その友人と忘年会のまねごとをすることになった。
彼女はわが家から歩いて数分のところに住むので、
今回はわが家で1品持ち寄りでやることになった。
私は普段使わない客用のお皿をテーブルに並べ、
ビールのグラスやワイングラスも置いた。
今では客用の食器を使うことも滅多にないので嬉しい。
私が用意した料理は、
最近はまっている鶏肉の燻製と付け合わせのキャロットラペ、
ルッコラとキャベツのサラダだった。
彼女が持ってきたのは、エビチリとひじきの煮物、
モヤシのナムル、マカロニサラダなどだ。
それら満艦飾ともいえる品がテーブルに並ぶと、
結構豪華に見えてちょっとした居酒屋にる気分になる。
アルコールは私が黒ビールと小瓶を用意し、
彼女もブランデーなど持ってきてくれた。
そんなこんなで5時から7時までの2時間、
他愛もないおしゃべりをして陽気に過ごした。
その友人と初めてお酒を共にしたのだけれど、
彼女が私の故郷と同じ生まれで、
私の方言も無理なく通じる。
そのせいで料理の味付けも口によく合い、
同郷のよしみというものは最初のハードルを難なく越えることを実感した。
春に知り合ったばかりなのに、
毎週の散歩も無理なく続けられるのはそのことが大きいようだ。
宴を終えた翌日の朝の連絡には、
「今度はぜひうちで」と書いてありその日が楽しみだ。
その時は何を作って持っていこうか。
(写真上は水辺公園でのランチ)