昨夜は仲間が我が家に集まった。
夕食はそれぞれが自宅から持ち寄った手作りのおかずだ。
狭い食卓にカボチャのサラダ、野菜の天ぷら、
イワシの煮物など色んな料理が並んだ。
私たちが集まると、こうして決まって手作りおかずの持ち寄りとなる。
全員女性なのでいわば料理の腕は当然プロ並みだ。
これが男性だったらどうだろうか。
男性が手料理を披露するのは珍しくせいぜい家庭だけで、
タッパーに入れたおかずをよそに持っていくなどあまり聞いたことがない。
また、私もそんな場を経験したことがない。
大人の男性が手料理を持ち寄るなど、
みみっちいと思われるからなのだろうか。
それとも、このことはジェンダーの問題なのか。
女性も多くの人が外で働いている。
そのせいか、居酒屋などで集う女性が増えた。
けれど、家の料理はなぜか男性に任せていない人が多い。
もしかしたら、男性の中にも手料理を作るのが得意な人もいるのかもしれない。
テレビやマスコミの映像でそんな様子が普通になれば抵抗はないけれど、
未だにCMなどでは家事をしている人の大半が女性である。
その域を越えるのはなかなか難しいことに思える。
テーブルに並べられたご馳走を見て、そんなことを思った。