出来合いのものやレトルト食品の濃い味が苦手な私は、
たいていのものは手作りをして済ませる。
先日はスーパーでエノキタケがたったの50円で売り出されていたので、
これは瓶入りで100円ほどで売られているけれど、
自分で作れば3倍の量にはなるし、瓶という廃棄物も出さないし、
何より添加物が一切ないのが嬉しい。
手作りにはコスパ(費用対効果)よりもエコ価値と安全性に意味がある。
そうした手作りをするには時間というものが大事になる。
お店でついでに買えばなんてことないけれど、
1から作るとなるとそれなりに手間がかかる。
なめ茸一つにしても、まずは一塊になった茎をほぐし、
食べやすいように短く切らなければならない。
この作業が何より面倒で、働く人は逃げたくなるかもしれない。
でも、その後はかさより少ない湯をさし、醤油やお砂糖、酒などで、
好みの味で煮るだけだ。
保存は瓶詰にしても良いし、タッパーなどに保存しても良い。
手作りのエノキタケの常備菜は自分の好みの味だから、
既製品にある厭らしさがなく毎回の食卓に登場することになる。
ただし保存料など入っておらず薄味にしてあるので、
私の場合、時々電子レンジで温め直している。
そうすると、しばらくは常備菜として使える。
とはいえ、手作りが好きな私は安売りの何かを見つけては、
つい買ってしまうのでたいていが廃棄処分となる場合が多い。
それに常備菜を必要とする食卓がそんなにないのである。
だから、友達に上げても食べきれない。
これからは少し考えなくてはと思っている。