庭のあちこちに広がったイチゴに白い花がついている。
何年も同じ場所で咲くのためかなしか花が小さい。
小さいから実も小粒になるかもしれない。
もともと大きなイチゴには育たない品種のようで、
生で食べるよりこれはジャム向きだと思う。
もちろん生でも甘酢っぱい昔ながらのイチゴの味がする。
今年はいつ頃に白い花を咲かせたかは覚えてないけれど、
かなり早かった気がする。
3月20日頃だったか。
桜もフジも今年は暖かかったせいかいつもより早いという。
さて、このイチゴ、実りだしたら朝晩収穫しなければならない。
一時に実るわけではないので赤く熟した実を探して採る。
朝にザル1杯、夕べに1杯、そんな風に収穫し、
保存袋に入れて冷凍して貯める。
袋がパンパンになったところで解凍し、ジャム作りにかかる。
おおよそ5回ほどこの作業を繰り返すと、
わが家の1年分の貯蔵と親せきや友人たちに1瓶づつお裾分けができる。
5月はジャムに追われる月だけれど、
わが家の庭で採れた放置農法ともいえるイチゴの手作りジャムは、
道の駅辺りで売っている高級なものと比べても断然美味しい。
自画自賛ではなくわが家のジャムを食べた人からそう言われる。
さて、今年もそんな季節に入った。
今年のイチゴの出来はどうだろうか。