庭の家庭菜園が荒れ放題になっていて、
大事に育てていたトマトやナスは、
ただでさえこの夏の異常な高温と日照りのせいで生育が悪いのに、
雑草に覆われて見るも無残な姿を呈している。
5本も植えていたオクラの木は花も咲かなかったようだ。
ナスは秋ナスを期待して残したけれど、
どうにか普通に育ったのは万願寺と唐辛子ぐらいで、
今夏は私の長い留守と異常高温のせいで完全に不作といえる。
また5年ほど前に植えたキンカンの木には、
腹ペコ青虫が7匹もいた。
これも木を裸にしてしまうので、可哀想だけれど退治してしまった。
旅先から家に戻ってからは毎日、
早朝に2時間、夕方に1時間、合わせて3時間も庭仕事をしている。
この時間を逃すとカンカン照りの灼熱地獄で、
絶対に外仕事はできない。
そんな中でトカゲがうろちょろしているのが不思議なほどだ。
わが家は住みやすいのか。
庭の全てに蔓延って四方八方に種をつけた雑草は、
小さな頃とは違い簡単には引き抜けず、
のこぎり状の鎌をつかって根を切ってとる。
私のいない間、雨も全く降らなかったようで、
埃のようなカラカラの土に根は深く伸びている。
そんな作業を五日ほど続けていたら、
隅に集めていた雑草が山になった。
これらはゴミには出さず、毎年土に戻しているから、
しばらくの間、菜園の隅に放置する。
今朝は竹ぼうきを使って前庭の方も軽く枯草を集めた。
それらも雑草や野菜くずの上に置いておけば何れ土になるのだ。
ひとしきり掃き終え竹ぼうきを元に戻したら驚いた。
ほうきに蜂の巣がついていたのである。
これで今年は庭で蜂の巣を見るのは5回目になる。
蜂はもういなかったけれど、我が家はビオトープのようだから、
昆虫も住みやすいのだと思う。
とはいえ、雑草があると秋撒きの準備ができない。
早く涼しくなりますようにと天に祈る。