二階の屋根からベランダに鳥の糞が落ちて気になっていた。
その黒い糞は近くの空を飛び回っているカラスか鳩のどちらかの仕業だと思う。
糞に詳しくないのでどっちかは分からない。
拭き取っても拭き取っても翌日は元の木阿弥で、
毎朝新しい糞が落ちていてベランダの手すりを汚す。
たまりかねてネットで調べてみたら、
カラスなどは音や光に弱いと書いてあった。
そこで長い竹の棒の先に丸いCDを三枚繋げ、
屋根の一番高いところに立ててみた。
見た目は悪いけれど、風が吹けばCDがキラキラと光る。
これで鳥が来なくなれば多少みっともなくても助かるではないか。
さて、その効果だけれど一日目は残念ながら駄目だった。
せっかく工夫したのにとがっかりしていたら、
何と二日目には糞が一つも落ちていない。
鳥が屋根に止まらなかったのだ。
今日で一週間ほど経つけれど、ベランダは汚れていない。
ご近所の家を見てみると赤や青の光るテープなどが、
軒先に張ってあったりする家もあったので、
きっとその家も鳥の糞に悩まされていたのだろう。
犯人がカラスなのか鳩なのかは不明だけれど、
確かに彼らは光るものに弱いようだ。
とはいえ、頭の良い鳥たち、いつこの浅知恵に気づくか?
きっと時間の問題だと思う。