秋野菜の準備をするために庭仕事に精を出していた。
トマトやその他、いろいろと夏栽培の土から雑草が出ている。
それらを今日こそはと思って頑張っていた。
生垣にカボチャが這い伝い、隣の家の庭まで伸びていた。
それを無我夢中で引っ張って除いたりしていると、
腕にチクッ!と痛みがあった。
この感じ、前回チャドクガにやられた時と同じだ!
葉を見ると山茶花に不気味な虫が整列したように並んでいる。
驚いて急いで着ていた上着をかなぐり捨て、家に入った。
厚い上着も手袋も帽子もしていたというのに、
腕やお腹にチャドクガ独特の粒々斑点が無数にある。
これから2週間は痒みで悩まされるのか。
我が家にチャドクガがいたことは一度もなかったのに、
今年の異常な高温と湿気のせいに違いない。
前回の経験で調べていたので、すぐにシャワーを浴び、
その後、毒毛を抜くためガムテープを当ててみた。
ガムテープが先の方が良かったのか。
とにかくどうしようもなく恐ろしい。
呑み薬と塗り薬で手当てをした後、
気を取り直して沸騰したヤカンを持ち、毛虫をやっつけに庭に出た。
いるわ、いるわ、ゾロゾロと。
薬品を噴霧すると毛が飛び散り、それだけでまたやられるらしいので、
お湯をかけることを思いついた私。
我ながらいいアイデアだと思った。
お湯をかけると確かに毛虫はダメージを受けていた。
それから鋏で枝を切り、細心の用心をしながらゴミ袋に入れ落としていった。
この事件?先週のことだったけれど、
生き残ったチャドクガがまだいて、毎日のように熱湯をかけている。
葉の裏側にいるのが生き残っているのだろう。
ただ今回の症状は4日で痒みが消えたのが嬉しかった。
でも、ブランドだったのになあと、ちょっと残念な気がする。
それにしても、どうして蛾が毒を持たなければならないのだろう。
毒がなくても生きていけるはずなのに、
自然界は分からないことが多過ぎる。
(写真 あまりに恐くてピンボケになった)