我が家の朝はコーヒーをドリップで落とすことから始まるけれど、
たいていの日が魚が主菜の和食が多いので、
朝食の後の飲み物はやはり昔ながらの緑茶がいい。
ところが、日本茶は値段によって味がはっきりしていて、
美味しいと思われるものはかなり値が張る。
100g1000円は普通だ。
コーヒーならブルーマウンテンが買えそうな値である。
残念ながら安いのはお茶の味や香りがかなり劣ってしまう。
かといって中間的な値のものを飲んでしまったら、
お茶の本当の美味しさを味わえず中途半端に感じる。
そこで、最近は高価な日本茶は週一ぐらいに我慢して、
普段は夏の間に採取して乾燥させたハーブを使うことにした。
中でもレモンバーベナは喉をすっきりさせ、毎朝飲んでも飽きが来ない。
レモンバーベナだけを淹れるとちょっと癖が強いので、
安いほうじ茶を少し混ぜて煮だす。
ほうじ茶は色付けのためなので安いのでいい。
正しい淹れ方など知らないけれど、これで十分に満足。
夏にはハーブの生葉を煮て冷やして飲んでいるけれど、熱いのも美味しい。
これで随分と節約になるし、
たまに口にする本物の味の緑茶が、ことのほか美味に感じられる。
おかげですぐ底を突いた緑茶が長持ちするようになった。
人は贅沢をしたらキリがない。
こうしてメリハリをつけた方が味覚も嗅覚も健全さを保つだろう。
節約する理由を勝手に正当化する貧乏性の私がここにいる。