久しぶりにクッキーを焼いた。
10数年ぶりかもしれない。
「ステイホーム」とやらの影響か、
家でおやつを手作りする人が増えたらしく、
ホットケーキミックスが売り切れているという。
そのせいも少しはあったのか、
いつもとは違って何となくクッキーを焼いてみたくなった。
甘党の同居人のためにケーキは月に1、2度は作っている私、
ケーキよりも面倒なクッキーは、
コスパが高いような気がして遠のいていた。
何よりバターをたっぷり使わなければならない。
一時、そのバターが店頭から消えた時があって、
最近は見かけると買うようになったため、
いつもバターは冷蔵庫に入っている。
まず粉や卵黄、砂糖を準備して、
バターは室温に戻さなければならない。
思い立ったらすぐに行動したい性分なので室温に戻すときは、
お湯にバターの入ったボールを浮かべて湯煎にする。
でも、今回は日の当たる屋外にボールを置いてみた。
日差しが強かったのでバターはすぐにちょうどよい柔らかさになって、
それを木べらで混ぜ、お砂糖と卵黄を加えた後、
200グラムの振るった小麦粉を加える。
湯煎にした場合、
バターが解けすぎて液体状になることもあるので、
太陽熱利用の室温戻しは良いアイデアだった。
出来上がった生地は一度ラップに包み、
筒状に成形してから冷蔵庫で冷やしておく。
そうすると味も馴染みバターが固まって切りやすくなる。
4ミリほどに切ったクッキー生地を天板に並べて30分ほど焼けば出来上がる。
さて、そんなふうにして作った久々のバタークッキー、
さすがに材料が良いせいかほろっとした舌触りで、
味はバターの風味が効いて最高だった。
まるでウォーカーズのショートブレッドのよう。
やはり、手作りは良いね。
でも、すぐに食べてしまいそうで恐い。