今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

夕焼けに見とれカメラを向けたけれど

f:id:anzufig:20201108120202j:plain

夕方、窓の外が真っ赤になっていた。

家々の窓も壁も夕映えに染まり金色に光っている。

 

見上げると西の空が一面に赤く光っていて、

その色はめったに見られないほど美しかった。

 

風邪の後遺症が長引いてまだ外出もしておらず、

各地から聞こえる紅葉の話題などが恨めしかった私。

ところが、この稀有な感じの夕焼け、

そんな腐る私に天からプレゼントがきたようだ。

 

早速カメラを空に向けてみた。

残念ながら私の安いカメラではあの色を再現することは難しい。

緋色、赤色、紅色、金色…と言葉で表現するのもできない。

 

この夕焼けも高山のモルゲンロートのようにほんのひと時しか見られない。

写真に撮ることよりも夕焼けと対峙する今の時間が大切なんだ。

無限宇宙とかなり有限な私という図式。

 

そう思い、写真で忠実に再現するのはあきらめたけれど、

とにかくシャッターは5度ほど押し続けた。

でも、全然うまく撮れなかった。

当然だけれど。

 

早く元に戻ってこの夕焼けのような野山を歩きたいものだ。

ネットの動画ばかり見て過ごす自分はもう嫌だ。

(写真 実際はこんなものではない息を呑むような色だった)