先日、友人の家を訪ね、
食事の後に彼女が毎朝散歩しているという水路の散策をした。
そこは平地の小さな水路のような川でそんなに水はきれいではないが、
両岸に散歩にちょうど手ごろな遊歩道がある。
友達はこの川で毎日のようにカワセミを見ているという。
彼女が言うには、この頃はカワセミがどこにいるのか探さなくても、
あちらの方が教えてくれるので自然に目が行くらしい。
私は水辺公園で2度だけカワセミを見たことがあるけれど、
2度目の時は偶然にもその友達と一緒だった。
その後、私は水辺公園を歩く時、必ずカワセミの姿を探すのだが、
見かけたことがない。
彼女が家の近くの水路でいつも見ているというから、
その日は一緒に歩いてみたのだった。
時間は食後だったから1時過ぎだったか。
ずっと歩いてもカワセミの姿がないので、
友人は私に見せることができず残念がっていた。
ところが、水路の遊歩道が終わりかけた時、
「ほら、ほら、いた、いた!」と彼女が対岸の灌木を指さした。
でも、私には何としてもその姿を見つけられない。
カワセミは私たちの進行方向に飛んで行っているらしく、
彼女はしきりに「ほら、ほら」と教えてくれた。
私は目が悪いのか一向に姿を追うことができなかった。
そこで、指さす方向へカメラを向けてシャッターを押してみた。
チラとその青い羽が灌木の間に見えたような気がしたがはっきりしなかった。
家に戻って写真を拡大してみたら、
確かにカワセミが写っているではないか。
早速写真を送って上げたら、
「写ってる!」と返信があってとても喜んでいた。