近くの桜も満開に近づいて、
裏庭のタラの芽がそろそろ食べ頃になっている。
いつもの年より、というより、
かなり以前のいつもの年より、
タラの芽が開くのが半月は早くなってしまった。
「例年」という表現にどんな決まりがあるのかは知らないけれど、
最近の春の花々はおそらく例年より半月は咲くのが早いと感じる。
だから、うっかりしていると、
傘のようにタラの芽が開いて食べ損ねてしまう。
この木は今は数メートルにも伸びて、
幹の太さも直径5センチはあってうっかり棘に刺さると手痛い目に合う。
この木は友達が5年ほど前に、
どこかの野山から小さな芽を2つほど抜いてきてくれたものだ。
その時は根も頼りなく幹も細く、
まさかこんな大木になるとは想像できなかった。
今では刈込しないと近所迷惑になるほど大きくなった。
今日はそれらを思い切って肩の高さあたりで切ってしまった。
そうでもしないと、
てっぺんに開く美味しそうな新芽を食べることができないから。
毎年切っているのに翌年はまた破竹のように伸びている。
もともと生育旺盛な雑木なのだ。
庭でできた山菜は野山で採ったものとは全然美味しさが違うけれど、
少しは春の味を感じさせてくれる。
さて、お昼は天ぷらうどんにしようかな。