裏庭のタラの芽が開いていた。
今年はタイミングよく気が付いたので、茹でて味わうことにした。
育ち過ぎていたらトゲが硬くなり天ぷらが定番だけれど、
若いうちは野生そのものを味わう方法として茹でて食べたり、
そのまま味噌汁の具に入れるのが私の好きな食べ方だ。
タラの木は友人がこぼれた小さな木を山から持ってきてくれたもので、
植えてから3年ほどしか経たないのに、かなりの高さになっていた。
裏に植えたため芽の開きを確かめるのを忘れてしまい、
気づいた時は掌より大きくなっている。
タラの芽を取る時、高すぎて届かないので皮の手袋を使って鋸で切った。
この木は野生の雑木だからもともと生命力が強く、
途中で切っても脇芽から天に向かって枝ができる。
芽を取った後の太く育った幹の途中にも小さな脇芽がいくつか出ている。
三本切ったからかなりの芽があり、捨てるのは惜しい。
ソウルの薬草市場にはこのトゲの幹が道端に積まれ売られていたっけ。
あれらは何に使われているのだろうか。
幹を細かく分け切って水に漬けておけば芽が育つと聞いたので、
やってみることにした。
まだ寒い日もあるのでビニールを被せて外に置いている。
スーパーのタラの芽はそうして育てて売っているらしい。
さて、育つだろうかと今から楽しみである。