近くに住む友達と水辺公園まで一緒に散歩するようになった。
以前は滅多に自宅から歩いていくことはなかったのに、
こうして人と約束したため週に一度の散歩が続いている。
しかも、車で行くよりも大分万歩計が増えるから嬉しい。
今日は彼女がイチゴを買いたいと言うので、
散歩の途中にあるイチゴ農園に寄った。
そこはイチゴのビニールハウスが何棟も並んでいて、
盛んにイチゴ狩りも行われている農園だ。
私はこうした食べ放題の○○狩りというものが苦手で、
ハウスの中のお店に入ったのはたったの2度目だ。
一度目はイチゴ狩りの大好きな友達に誘われて、
イチゴを1パック買って帰っただけ。
入場料大人3500円、子供3000円と書いてあった。
それだけ払って私が食べることができるのは、せいぜい3個ほどだろう。
実は果物は好みではないのだ。
というより真冬や真夏に重油を消費する野菜栽培が苦手なのだ。
友達はケーキのトッピングに大きいイチゴが必要だった。
家族の誕生日のためらしい。
農園の方がスーパーのものより新鮮だからという。
彼女は大きくて真っ赤なイチゴの入ったパックを買った。
最近のイチゴはなぜあんなに大粒なのだろう。
わが家の庭になるイチゴはとても小粒で、
しかも新しい苗も足さずほったらかしゆえ年々小さくなっている。
でも、その分、味は原種に近くなっているようだ。
そういえばスペインの市場に山盛りになっていたイチゴ、
あれはアボカドほどの大きさで驚いた。
今のスーパーのイチゴもそんな風にしたいのか段々大きくなっている。
人の欲望は切りがない、
そのためあくなき品種改良が行われているのだろう。
今日のおやつは冷凍していたショートケーキ。
わが家のそれにはシーズン以外にイチゴは登場しない。
畑のキウイとスーパーのバナナを飾りにした。