今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

なめろうは初めての体験

今日は半島の岬近くにある温泉に出かけてきた。
去年の冬にも同じところに行ったのだけれど、
冷たい雨が強い海風とともに襲いかかり、
車外に出るにも苦労したものだった。

すぐ向こうの海上には、
半世紀ほど前に住民に棄てられた海底炭鉱の島が軍艦のように浮かんでいる。
その珍しい光景を温泉に漬かりながら眺めるのは贅沢なことだと思う。

今日は冬とは違って外気温は32度もあり、
とてもゆったりと湯船に浸かる状態ではなかった。
それでもせっかくだからと一分ほど浸かっては上がり、三度浸かった。

昼ご飯は入浴前に施設内の食堂で済ませた。
去年は刺身定食を食べたから、
今回はどんなものか分からない「なめろう定食」とやらを注文。
千円なりの食券を買って席に着いた。

なめろう」とはアジなど日常的な魚を細かく刻んで、
お味噌やネギなどの薬味と混ぜ、それをご飯に乗せ、
お湯を注いでお茶漬けのようにして食べるものだった。

初めて食べたけれど、お茶漬けを料理とは思わない私には期待外れだった。
生の魚のお茶漬けはどうも猫や犬のご飯を連想する。
どうやら漁師さんのまかない食がメニューになったらしい。

それでも、おかずにフワフワの肉厚なアジフライが二枚もついていたので、
それなりには満足した。

今回の旅では外食が多いから、
初めてのものに挑戦するチャンスだし、
なめろう」体験は心に残るに違いないと思っている。