久しぶりに飛行機に乗ることになった。
チケットは三か月前に買っていたLCCのソラシドエアのものだった。
こうした格安航空券は正規の運賃よりかなり安く、
早めに買った方がより得だけれど、
その分リスクも多く、
天候不順での変更や急用などでの変更がきかないのが欠点だ。
チケットはネットで予約し、銀行引き落としにして払った。
今回は予定がつかなかったので帰りのチケットを予約しなかった。
帰りは高くついてものんびりと鉄道を使ってみたい。
チケットが予約された後、航空会社からの最終メールで、
今年からオンラインチェックインになるので、
自宅で搭乗手続きをするようにとのことだった。
それは出発前の24時間前から可能とある。
数回失敗して何とかスマフォを自宅で操作してチェックインを済ませた。
羽田空港は人々でごった返していた。
搭乗手続きには多くの人たちが並んでいた。
私はスマフォのコードをかざすだけで、
保安検査所に入ることかできるのが、
この人ごみのせいで分からなかったのでしばらく並んでいた。
コロナが五類になったこともあり航空業界も活気づいている。
よく見ると、こんな混雑の中でも列に並ばず、
そのまま保安検査場に向かっている人たちがいたので、
やっと意味が分かり列を抜けそこへ行った。
家でやったオンラインチェックインの際に席も決めていたので、
そのままスッと搭乗口へ通り抜けることができた。
なるほどこういうことか。
これでは飛行会社の人件費も相当浮くし、
空港内での待ち時間も少なくなる。
でも、ネットのことが分からない人は面食らうはずだ。
カウンターで係の人に聞きたいだろう。
何もかにもスマフォで済まされる世界は弱者を置いていく。
ますます世の中はネットをこなせる者とそうでない者を二元化するようだ。