今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

メダカがジャンプして床に落ちた

 

わが家には大小合わせてメダカが17匹ほどいる

最初は駅前の露店で買ってきた黒2、朱2の4匹だった。

黒は昔ながらのメダカで朱色のは品種改良されたものらしい。

 

改良されたメダカは一週間ほどであえなく死んでしまい、

自然なメダカだという黒の2匹だけになった。

その後、旅先の小川ですくって採ったメダカが加わり、

10匹になった。

 

そのうちの一組の番?が昨秋に子孫を残し、

今は成長した子供たちとともに水草の中を賑やかに泳いでいる。

でも、その中の親世代メダカはいつの間にか2匹だけに減っているのである。

8匹か消えてしまったことになる。

 

どうやら体の大きな1匹のオスが他のメダカを攻撃しているようだ。

そのオスはいつ見ても誰彼と追いかけ、ひどく乱暴者に見える。

いじめられたメダカは、

疲労困憊して死んだのではなかろうかと私は推測した。

 

そこで、思い切って別の水槽に彼だけを移そうとした。

ところが、そのメダカは用心深く、

私が柄杓を持って近づくだけで敏捷に水底に隠れてしまう。

だから、何度試みても捕まえることができなかった。

 

ところが、今朝、奇跡的に彼を柄杓に掬うことができたのだ。

いつもより多い餌で少し油断していたらしい。

柄杓の中に入れられたメダカは猛烈に暴れまくった。

 

そして、私の見ている前で柄杓の底からぴょんと空中へジャンプして、

そのまま床に激しく叩きつけられてしまった。

床の上でぴくぴくと暴れ、何とも悲惨な状況だった。

 

やっとの思いで掌に寄せて水槽に入れると、

荒い呼吸をハーハーしながら水底でじっとしていた。

まるで突然身を襲った不条理に耐えているようだった。

私は彼を捕まえたことをひどく後悔した。

 

 

彼の身長は2.5ミリほどで、飛び上がって落下した床まで130センチもある。

身の丈の100倍以上のところだから、

もし私だとしたらそれこそスカイツリーの上から墜落したに等しい。

 

あまりにも気の毒な事をした。

神に祈る私である。

 

(写真 下 オモダカの花が水槽で咲いた)