先日はインスタントラーメンを火を使わないで作った。
これもサバイバルの一つと思うけれど、
よく考えたら我が家はいざという時の備蓄袋の用意をやめた。
311の後は真剣になってリュックに水や食料品などを入れ、
玄関の近くに置いて用意していた。
でも、時が経つうちに食品の賞味期限もあるし、
いつの間にか相当に重かった備蓄リュックは姿を消している。
ウクライナの戦争やトルコの地震などを思うと、
いざという時の備蓄は常備した方が良さそうだ。
この数日、本棚の整理などしているので、
ついでに今度はそれにも手を付けよう。
ところで、備蓄食料はすぐに食べられるフリーズドライのものも良いけれど、
日本には昔から伝わる保存食品がある。
たとえば高野豆腐やお餅などは優れた保存食品ではないだろうか。
何より値段が比較できないほど安い。
ところで、日常的なことでも、
毎日のように使うお豆腐や納豆類は買いだめが利かないから、
時々冷蔵庫の中に入ってなかったりして困ることがある。
そんな時、お豆腐は高野豆腐で済ませる。
私の場合、高野豆腐を大きいままお鍋に入れて、
柔らかくなったところで取り出して食べやすく切り、再び汁に戻す。
この方法だとお豆腐がないことに突然気が付いても大丈夫だ。
生のお豆腐と触感は違うけれど、冷凍され発酵され、乾燥させてあるので、
栄養分はより高いように感じる。
もともとこれは大昔に中国から伝来し、
高野山の土産物として用いられ、高野豆腐と名付けられた。
弘法大師が広めたかどうかは定かではない。
東北では凍り豆腐や凍み豆腐などと言われ、
昔から日本中で食べられてきた。
高野豆腐に限らず、いざという時まで保存しておくことのできる食べ物は、
きっともっとたくさんあるはずだ。
できれば手作りで作ってみたい。