スーパーで小麦粉を買ったら以前と同じ値段だった。
帰宅して袋をよく見ると1㎏だったのが750g入りになっていた。
これを実質値上げというのか。
食用油や卵など様々なものも値上がりしている。
魚肉加工品などは高くなりすぎて手が出なくなったほどだ。
食料品が数か月もしないうちに何度も上がっているのは、
日本だけではなく世界的な傾向のようだ。
ニュースでも毎日のように値上げのことを報道している。
考えてみたら日本は大切な食料を輸入に頼っていて、
自国で間に合うものはお米ぐらいしかない。
食料品もそうだが燃料も他国から買っている。
そういった原材料を買う代わりに、
工業製品を輸出して経済の辻褄を合わせていたのだけれど、
ここにきてそれらも他の国々に追い越されている。
いつかはこんな時が来るのではないかと危惧してはいたけれど、
その余りのスピードについていけない。
そもそも油が減産され値上がりしていた時期に、
天然ガスや小麦などの生産国であるロシアが他国に戦争をしかけ、
そのことが一層私たちの暮らしを危ういものにしている。
今の世界のバランスはとて不安定になっていて、
誰もが危機感を持っている。
この値上げの波はいつまで続くのだろうか。