今日はさして買うものもないのにスーパーに行ってきた。
世間を騒がせている国の緊急事態というものがどんなものか分からないから、
買い置きできる食料品を多少でも買っておきたいと思ったのだった。
今までは人が買いだめに走ったりしても、
天邪鬼の私は動じなかった。
ところが、今回は違う。
少しでも多く食料品を備蓄したいと思う。
例えばお米や小麦粉などの主食になるもの。
それらはいくらあっても必ず使うので困ることはないし、
できる限り多く買いたいと思う。
もし、食料が手に入りにくくなったらと思うと、
想像するのも嫌だ。
誰だってそうだろう。
私の行為はあながち間違ってはいないと思う。
マスクや紙はなくても何とかなるけれど、
食べるものがなくなったらお手上げだ。
そんな決意で行ったスーパーには溢れるほど商品があった。
いつもと変わっているのは、
店の何かのイベント中止を知らせるアナウンスくらいだ。
危機感はどこにも漂っていない。
レジで並ぶのにもソーシャルディスタンスなどどこ吹く風だった。
これは社会的距離といって、
ニューヨークなどでは2メートルの間隔を空けないといけないそうだ。
要するに人とくっついて並んではいけないということ。
SF社会の話のようだけれど、今現実に起きている。
店中を歩いて回って、
その陳列品の多さに日本って凄いなあと感心した。
スーパーで働く人たちにも頭が上がらない。
どうかいつまでもこうでありますようにと祈る私。
結局、思い直して買いだめはしなかったけれど、
売り出し中のお得な小麦粉を3袋もゲットした。
これって買いだめと言えるのかなあ。