兄が荷物を私宛に発送したと言うが、到着予定日になっても届かなかった。
彼は大型店の中元コーナーから蒲鉾セットを申し込んだらしい。
距離からいうと、今までの常識では中2日の配達が普通だった。
それが遅れたことはかつて一度もなかった。
それほど日本の宅配便には信頼性がある。
なぜか時間指定ができなかったというので、
到着予定日は家を空けられない。
荷物は食べ物で生ものだから冷蔵便で来るし、
おそらく玄関前に置いていく宅配ではないはずだ。
配達予定日の翌日もいつ荷物が来るか分からないので、
何処にも出かけず荷物を待っていた。
夜になっても来なかったので兄に連絡し、
当日の申込用紙を写したものをラインで送ってもらった。
用紙をよく見ると何故か配達予定日が空欄になっていた。
係の話では中2日と聞いていたのに、書類上ではその約束はなされていない。
兄はそのことを理解していなかったのか、配送の都合なのか。
そこで、店側が依頼した配送会社の送り状番号を送ってもらい、
荷物の様子を追跡してみた。
すると、兄の荷物は申し込みから4日ほど経っているのに、
まだ愛知県辺りにあるのだった。
長距離便は主要な中継営業所に集荷され、
再びトラックに積まれるのだろう。
この様子だとまだ1日はかかるだろう。
待つのを止めて時々追跡をすることにして様子を見たら、
翌日の朝にどうやら荷物がこちらの営業所に届くようだ。
そこで、配送会社のアプリにログインして、
配達時間の変更指定をしてみた。
このアプリは以前から利用していて、
毎回送り状を書く必要がないので荷物を送る時に重宝していた。
そこにアクセスして、夜の配達に変えてみた。
これは私にとっては初めての経験だったし、
人を介しないため本当に伝わっているか心配だった。
でも、帰宅したら荷物は指定した時間帯にちゃんと届けられた。
昨今の複雑な情勢で配達が遅れているのかもしれないが、
まだまだこの国の流通は信頼できると思った。
(写真 お弁当にはアゴの蒲鉾を入れる)