この冬の気温はいつもの年よりかなり低い。
1月の最低は20日のマイナス6.5度だった。
我が家の居間の壁にはデジタルの温度計があって、
朝起きると必ず温度を確かめるのが日課になっている。
つまり、ルーティンの最初がそれなのである。
部屋の温度が10度以下になることは滅多になかったのに、
この冬は軒並み一桁だ。
室内を確かめた後は、同じデジタル温度計を引き出し窓の外へ置く。
大体、私が起きて一日が始まるのは6時前後だから、
気温としては最も冷える頃だと思う。
同じ温度計が外ではどのぐらいだろうかと、
家事の合間に窓を覗いては、忘れないようにカレンダーに書いておく。
記録すると、我が家の気温の傾向を知ることができる。
「寒かった、暑かった」という感覚は本来なら体感で済むのだけれど、
科学的な裏付け(エビデンス)があると一層具体性が出て理解しやすい。
遠くに住む友人や縁者に数値で気温を言えば、
相手はしっかりと納得してくれる。
例えば、我が家がマイナス4度を記録した日、
西の方に住む兄の家は2度で、部屋は6度だとか。
つまり、外気温はかなり高いのに、家が古くて寒いということだ。
ただ相手が私と同じ温度計で測っていないのが難点で、
正しい温度とは限らない。
兄などは壊れた温度計で測っているようだ。
さて、この冬の我が家の最低気温は何度だったろう。
1月のカレンダーで調べてみよう。
(写真 シャッターを押す間にも刻々と下がっていく温度計)