豆苗と書いて「とうみょう」と読むらしいが、
これはスーパーで売っている水栽培のお野菜だった。
私はこの野菜を全く知らず、友人と買い物した際に初めて知った。
とても安くて美味しいというから、私も試しに買ってみることにした。
見てくれはちょうどカイワレの大型みたいな感じのものだった。
ラベルの説明にはインゲン豆の若い芽とある。
確かに底のスポンジにびっしりと見慣れたサヤインゲンの種がある。
あれっ? これって苗かしら、そう思い、半分は食料にして、
残りはばらして畑に植えてみることにした。
苗屋で買ったサヤインゲンの畝に、簡単なビニール袋をかぶせて保温。
ひょろりとしたこの苗たちが太く大きく育つかどうかは分からないけれど、
試してみる価値がありそうだ。
いわゆる八百屋の野菜の二次栽培というのか?
サラダにした豆苗はマメ科特有の味がして、
野草のソバナ(釣り鐘ニンジンの新芽)に似ていた。
私の好みの味だった。
今は難聴の治療で薬を飲んでいるためしばらく遠出もできない。
こんな時はちょっとした庭仕事で我慢することにする。
でも、不眠症もたたって少し動くとふらふらしてしまい、
連続した作業は辛くなる。
でも、えんどう豆に紫色の花が咲いてくれれば、
こんな患いも吹っ飛びそうな気もする。
ウクライナの肥沃な大地の復活を強く強く祈念しながら、
豆苗の土に水をかけた。