今年も季節が狂っている。
この時期は菜園に苗を植えたり、種を撒いたりするのだけれど、
今年は季節が早く来すぎて、適期が良く分からなかった。
今のところ、五月に苗屋で買ってきたトマトやナスとキュウリ、
モロヘイヤやバジルなどがどうにか袋栽培の米袋の中で育っている。
気温が落ち着かないので、種はまだ撒いていなかった。
さて、もうかなり気温も上がってきたことだし、
今日は自家製種のゴーヤ、オクラの種を撒いてみた。
ツルナシインゲンとトウモロコシは百円ショップで買ったものだ。
百円ショップの種は量が少なく、2種類選べて便利だ。
農家ではないから少しずつ色んな野菜を作ってみたいので、
ちょうど良い量だと思う。
種のなるお野菜はたいてい最後まで残しておいて、
種を採取するようにしている。
その種を毎年作っていると、段々弱ってくるというが、
そんなことは気にしない。
よくは分からないけれど、種の開発者を守るため、
大規模な自家採種は禁じられるというものらしい。
種一つとってみても経済や権利の世界となるのが、
この複雑化された現代社会である。
我が家の種の最初は誰かが作ったものだ。
まさか家庭菜園も種取りが制限されるなんてないだろう。
そんなことを思いながら去年採っておいた種を撒いたけれど、
果たして芽が出るだろうか。
でも、種を撒かないことには芽は出ないのである。