野菜の月刊誌で何年か前に、
昔の人の野菜作りの知恵を特集していた。
昔は豊かでなかったから、
人は様々苦労して野菜を育てていたようだ。
今の時代は化学肥料や苗も豊富で野菜も種から撒くことも少なく、
そんなに工夫はしなくても良い。
けれど、中にはとても興味を引く記事があった。
キャベツやブロッコリの新芽を古株から採るというやり方だ。
これは苗で育てた株を、
最後に引き上げたら捨てないで根元に土を被せて置くという方法である。
去年やってみたけれど途中で放置してしまった。
今年は丁寧に土を被せて、新芽の様子を観察している。
それを採って移植すると再び成長し結実するらしい。
その芽の下にはどうやら新しい根が張るというが、
今朝芽の長さを測ったら10センチほどになっていた。
去年の失敗は実は土の下を見たくて何度か途中で動かしたため、
茎が駄目になったのだった。
今年は我慢して育つのを待つことにしよう。
昔の人の知恵が証明されるかどうかは私の腕次第のようだ。
(写真 何本も出ている新芽)