週末に来客があり、彼女たちと行動を共にした。
一日目は私の毎度の散歩地の2箇所を案内して上げた。
とても喜んでくれて嬉しかった。
夕方にはいつもの近くのスーパーに一緒に買い出しに行って、
宴の食材を仕入れた。
都会在住の二人は田舎の店の品々を見て、
「安い、安い」と感激していた。
冬は鍋料理がいちばん簡単で美味しいからメインはそれにした。
テーブルに置いた湯気の出る鍋をつつきながら、
二人ともお酒が強いので11時近くまで歓談した。
私は早寝の人間なのでウトウトしていたけれど、
二人はまだ寝るには早いと飲酒をやめなかった。
翌日は客室に眠る二人を起こさないように、
いつも通り5時に下りて、そっと朝の用意を始めた。
白米を炊いて、おかずは昨夜の鍋の残りを食べることにする。
こうして自宅で食事を作ると何と経済的なのだろう。
買物をした値段はたったの2000円だった。
もちろん各々が持参したつまみなども多くあったけれど、
タラやホタテなどを入れた鍋料理が残るほどできるのだ。
二人とも手が早くさっさと料理するし、さっさと片づける。
これも有難かった。
私は二人のためにお弁当を作って上げた。
白いご飯の上に出来合いの揚げ物を乗せただけのものだった。
もちろんいつもの海苔や梅干し、胡桃味噌なども乗せた。
きっと喜んでくれるに違いない。