オレンジ色をしたヒメダカという種類のメダカが、
残念なことに相次いで死んでしまった。
数日前から1匹が何となく制止画面のように動きが鈍くなっていて、
餌を上げても飛びつかなくなっていた。
これは持たないと思っていたら案の定、
小さなヒメダカの命は果てていた。
1匹目が亡くなった後、2匹目も駄目になった。
これらは駅前の出店で買ったもので、
我が家に来てどのぐらい経っただろうか。
あの時は普通の色をした自然なメダカと、
この変わった色のヒメダカを二匹づつ買ったけれど、
自然な色のメダカは一匹がすぐに死んでしまった。
初めメダカはエビの水槽と一緒に泳がせていた。
でも、メダカ達の動きが敏捷すぎて、
エビに上げた餌をことごとく奪ってしまう。
そのためエビの水槽と分けて、果実酒用のガラス瓶で飼っていた。
狭くなった瓶でも問題なく、
3匹とも元気に泳いでいたというのに、
ついに残されたメダカは一匹だけになった。
こうした小さな生き物は、
しぶとい人間と違って弱り始めると助かることはない。
煮干しより小さな魚が気持ちよく泳ぎ回っている姿に癒されていたけれど、
大体が野生の生き物を家で飼うなんて不自然な行為なのだ。
元気な姿を見たくて餌をやり過ぎ、
水質を悪化させたのは私の責任だ。
最後の1匹は何としても長生きさせてあげたい。