オミクロン感染者の増加で日曜日の趣味の会のホール使用が禁止され、
日曜日のルーティンがこの2年間すっかり変わってしまった。
こんな異常な時代にある意味関わることができて、
今まで見えていなかったものが、むき出しになって、人間としての存在理由を深く考えるきっかけともなっている。
そこで、このウイルス騒ぎについてよくよく考えてみた。
テレビをつけるとどの番組もコロナ関係の話題ばかりで、
初めのうちは真剣に見ていたけれど、
今はひどくヒステリックに聞こえてくる。
冷静な報道はどこに行ってしまったのか。
もともとしマスコミというものは、宣伝し、
旗を振ることを目的としている部分も大いにあるから、
右へ倣いの報道は当然のことになる。
そんな中でもコメンテーター達が、
口を揃えて同じことを言っているのは如何なものかと思う。
「同調圧力」という言葉が頭に浮かぶほどだ。
人間は弱いから周囲の人がこうだと言うと、
違うと思っている人間もそう言ってしまう。
学問の研究でも批判しないことが当たり前になっている。
コロナに関しては特にその圧力が強そうだ。
その事実を口に出すことはできなかった。
黙って同調することしかできなかった。
意見は色々あって切り口も様々で、
多様な発言が行き交うことが成熟した社会だと思う。
でも、このコロナ禍は人々を、
狭量な生きづらさに向かい舵をとっているようでならない。