コロナ感染者は9月1日に150万人を超えた。
コロナ発生以来、感染者が50万人を超えるのに1年と3か月かかった。
それが、その後、100万人を超えるのに4か月、
そこから150万人を超えるのにたったの26日だった。
初期の50万人超えのおよそ15倍のスピードである。
ニュースによると、今は下降線上を辿っているようだが、
このコロナに関しては楽観的予想はできない。
いつどんな風に増加するか、はたまた突然鎮静化するか、
人間の想像する範疇にはないと思える。
そんな中で生きていくのが今や人間の定めなのかもしれない。
世界が近代化されてから人間は地球の自然環境すら変えてしまった。
その勢いは有史時代の何万倍だろう。
今の私たちはそうした世界の中で生を授けられた。
親を選ぶことができないように、
ヒトひとりが自分の時代や環境を変えて生まれることはできない。
つまり、皆が運命共同体の中で共存し生きている。
そこでふと思ったことがある。
人間こそが地球にとっての最大のウイルス的存在ではないのか。
この人間の勢いを止めるにはワクチンが必要だ。
そのワクチン、つまり、それが今回の新型コロナウイルスなのか?
SF物語のようだけど、とても腑に落ちる想像だ。
本当に奇妙な時代に巡り合わせたものだ。