金魚の水がとても汚くなったので、川に洗いに行ってきた。
その間、金魚は家で発泡スチロールの箱の中で泳いでいる。
早いとこきれいな我が家に戻してあげなければ。
今日はいつもとは違う初めての河川に行ったため、
どこから水辺に下りていいのか分からなかった。
幸い堤防を下るととても広い広場のようなところがあって、
そこから水辺に下りる道がいくつかあった。
その場所は休日の日は混むらしく、
入り口には「譲り合って使いましょう」という注意書きが書いてあった。
今日は譲り合うどころか先客の車が2台あっただけで、
その人たちはアウトドアテーブルや椅子を出して、のんびりと休んでいた。
格好から水上スポーツをしている人のようだ。
水辺に下りて水槽代わりのプラ容器をたわしで丁寧に洗った。
大河川ゆえ山の水と比べたら透明度が低い。
でも、砂地の上には思いがけずホテイアオイの緑色の株が落ちていた。
何処からか流れ着いたらしく、岸辺に沿って何株かあった。
金魚にホテイアオイはうってつけの植物だから、4株ほど拾う。
ついでに川砂や小石も頂いた。
こうしたものは近くのペット屋さんに売っているけれど、
自分で採取するのは楽しいし、何よりお金がかからない。
手作り派の私はこんなふうに一からやるのが合っている。
さて、早く金魚をもとのようにしてあげなくては。
そう、思ったけれど、わざわざ車で来たのだから散歩して来よう。
堤防は海まで続いているのだろうか、
ここから「海まで150キロ」と書かれた標識が立っていた。
せめてあの橋まで往復しよう。
それならいつもの水辺公園と同じぐらい歩ける。
2時間ほどかかりそうだけれど、
それまで金魚たちには我慢してもらおうと思う。