今日は久し振りに友達が来た。
お掃除の苦手な私は、人が来る時だけ念入りに部屋をきれいにする。
玄関やトイレ、洗面台など、普段いい加減にやっているので、
結構大仕事となる。
リビングの一部屋に掃除機をかけ、床の雑巾がけを済まし、
目に入るだろう台所のシンクもピカピカにしなければならない。
そして、日常づかいのごちゃごちゃしたものを開かずの部屋?に入れ、
雑巾バケツやゴミ箱などを浴室に詰め込む。
最後に壁にかけている書き込みカレンダーは夢がないので、
取り外さなければならない。
そこには我が家の記録や予定などいろんなことが満載されている。
細かく書かないと忘れてしまうのであらかじめ書いておく。
スマフォのデジタルはいちいち開かなければならないけれど、
この旧態然とした書き込み式の月カレンダーは、
目を向けるだけで予定や記録が分かるからとても便利だ。
だが、その文字や記号や図形はとても混とんとしている。
そんなこんな色々やっていると友達が来る時間となって、
カレンダーを取り外すのをすっかり忘れていた。
あいにく友達はカレンダーに向かって椅子に座っていた。
5時間ほどの間に時折カレンダーに目をやっていた。
そして、帰り際にそれをじっと覗き込み、
「この毎日の赤い数字は何?」と聞いた。
「この菓子パンみたいなのは何?」
それは水辺公園を散歩したしるしである。
リトルヒル散歩のマークを指さし、
「このピラミッドは何?」などと、質問が続いた。
あらためてカレンダーを見ると、
理解不能な数字や図形が連なっているが、
簡易手帳みたいなもので、我が家のプライバシーが丸見えになっている。
次回からは玄関の掃除より先に外すことにしよう。