今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

青い炎に深淵を見る

今朝は突然寒くなった。

部屋に置いてある温度計を外に出したら、

7時頃に最低の6度4分を記録した。

これまでの経験で温度がいちばん低くなるのは、

なぜか日の出の時間あたりのことが多い。

 

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朝5時の部屋の温度は18度だったから、

外と部屋では12度ほどの差があるということだ。

いよいよ冬が始まるのだろうか。

秋という季節がなくなってしまっているようだ。

 

昨日までは日差しが夏のようだったので、

我が家はまだ冬支度はしていなかった。

そこで慌てて衣装ケースを取り出し、とりあえず着そうな長袖を出した。

 

こんな肌寒い日に冷たいビールは飲みたくならない。

身体が温まるホットワインが良さそうだ。

そこで、先日の旅で手に入れた新しいシェラカップにワインを注ぎ、

ガスコンロに置こうとした。

 

いや、アルコールストーブで温めよう。

ガスはやめてテーブルにアルストの準備をした。

自分で作ったソーダ缶の小さなコンロ、百円ショップの五徳、

プラスチックの薬瓶に入ったアルコール、そして、マッチ。

 

五徳にシェラカップを乗せ、マッチで火を点け、

ポッと燃え上がる青い炎を眺める。

時間がゆっくりと深淵に向かっているようだ。

 

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誕生パーティで飲んだ上等のワイン瓶に、

ワインパックに入った安物の無添加ワインを入れ替える。

こんな手間も楽しい。

 

炎の動きを見ていると、炎は時間の芯のように感じられてくる。

その時間に意味を与えるのは私だ。

 

つまみに山羊のチーズがあったら最高なのだが、

あいにくスーパーのナチュラルチーズしかなかった。