夜中に目が覚め、悶々としていたら、
遠くから踏切の音がカンカンと聞こえてきた。
時々あることなのだが、9時頃に床に入り途中で夜中に目が覚めると、
この電車の音でがっくりしてしまう。
カーテンを開けると隣家から光が漏れていると最悪だ。
私の場合、そこから寝付くのが容易でない。
まだ朝まで気の遠くなるような眠れぬ時間があると思うと目は冴える一方となる。
9時に床に就いたのだから最終電車の音がするまで約3時間だけれど、
それでは寝不足に決まっている。
せめて6時間は寝たいものだ。
昨夜は横になりながら、ずっと旅のことを考えていた。
土曜の朝には友人を乗せて250キロほど移動する。
私が提案した山沿いのルートはおそらく8時間はかかるだろう。
そう思うと、景色の良い山ルートではなく、
何の変哲もない主要国道を行った方が良さそうだ。
いや、予定通り紅葉見物がてら車を走らせるべきだ。
その方が友人たちも喜ぶに決まっている。
でも、到着するのは暗い夜になるだろう。
こんなことを何度も繰り返し考えていたら、
空が白み始めた頃いつの間にかウトウトとしたようだ。
結局、5時間ほどは寝たのだろうか。
私の眠りはとても浅く、起床時にいつも充足感がない。
たまには朝まで続けて眠ってみたいと強く思う。