マッチが切れたので百円ショップで買ってきた。
マッチ箱が6個一組になって税込み110円也。
アウトドア遊びが息抜きの私にとって、
調理のために使うマッチは信頼おける大事なツールである。
もちろん水に弱いマッチの備えとしてライターもある。
どこから集まるのか買ってはいないのに何個もある。
そのライターだが安全のためか親指に持続的な強い力が必要で、
私の力ではなかなか点かないときている。
うまく点いたとしてもすぐに力尽きて消えてしまう。
そのため殆どマッチを使うため、
いつの間にかライターのガスはなくなる始末だ。
ライターはおそらく安価な外国製だろう。
でも、マッチはまだれっきとしたメイドインジャパンだ。
これら二つとも同じ百円ショップのものだけれど、
私にはマッチの方が格段に使いやすいし、経済的だ。
気難しいライターと違い、このマッチがあれば私はとても心強い。
ライターをよくよく見ると、金属部分以外はプラスチックでできている。
マッチと比べたら原料の供給や加工の工程も複雑に違いない。
点火部分には硬いバネガ入っているようだ。
なのに、ガスが無くなり火がつかなくなったら厄介なプラゴミとなる。
プラゴミの増加は今や世界的な問題になっている。
思わずライターの山が頭に浮かぶ。
その点、紙と木で作られたマッチは、
燃えカスは大地の一部となって消えてしまうだけだ。
こんなに分かりやすいものはない。
EUではプラ容器が禁止になるということだけれど、
使い捨てライターも議題に上がって欲しい。
マッチがあるのだから不便ではないと思う。
いかがなものだろうか。
そもそも電化製品もガス器具も全て自動点火の世の中になった。
ただの炎を必要とするのは、
今や少数派となった愛煙家や私のような野外派だけの問題かもしれない。