都会に住む友達から転居知らせを兼ねた暑中ハガキが届いた。
ガクアジサイの淡い緑の葉と白いガク模様の上に、
黒ペンでびっしりと文字が書かれている。
そこで、近況を知らせるべくブログの記事を印刷して送ることにした。
ブログには私の日々の思いが連ねてあるから手っとり早いと思ったからだ。
彼女はアナログ人間なので、私のブログを見ることはできないし。
友達からもらったこのウインドウズ10、
マイクロソフトのオフィスの代わりに、
『WPSライター』というソフトが初めから入っている。
初めて知ったソフトだけれど、それを使って文章を作ってみたら、
多少不便なところはあってもワードとそんなに変わらなかった。
不思議なことにそのドキュメントをUSBに保存して、
WPSライターの入っていない古いパソコンで開いてみると、
オフィスのワードに取り込まれている。
邪魔なグリッド線なんかは消せば済む。
せいぜいブログの下書きくらいしか文章ソフトは使わなくなったから、
メモ帳だけでも事足りる。
だから、月に900円も取るとらしい有料のオフィスは必要ない。
それにしてもコンピュータの世界というものは理解できない。
どんな仕組みで動いているのか見当もつかない。
今やスマフォのカメラが8Kとかで宣伝しているけれど、
便利になったようでむしろ分かりづらく、
今や人知を超えた世界になった。
どこまで行けば開発者は満足するのだろうか。
複雑な中身を知っているのは限られた人間だけである。
だから、OS会社の言いなりになるしか使い続けることはできない。
そのうちOS使用料を毎月取られる時代が来ないとも限らない。
ブログを印刷するまで、ずいぶんと手間がかかった。
なぜか文字の色が薄すぎて読みづらい。
近況もすべて手書きでするべきだったかなと反省している。