昨日、友達の家に行った時、「ほら、見て」と、
ゼラニュームの花のある場所に私を促せた。
洗濯場の端に大きめの植木鉢が置いてあった。
二つの鉢に植えられたその花はどちらもが立派に育ち、
可憐なピンクの花びらを咲かせていた。
この二つの鉢は一本のゼラニュームを挿し木で増やし、
それがそれぞれ立派な花を咲かせたのだという。
しかも、何とそれは、私が去年の秋にお土産に上げたものだった。
我が家の花はというと葉色も悪く貧相で、花も少ししか咲いていない。
冬の間、日の当たる窓辺で冬越しさせたゼラニューム。
こちらが親だというのに何という差だろうか。
里子に出した子が環境の差で立派になったという感じがしてならない。
肥料をたくさんやったのかどうか聞くと、
とりたてて変わったことはしていないという。
私はやり過ぎるほど上げたというのに。
それがいけなかったのか。
あらためて友人宅の庭を見ると、どんな花も立派に咲いている。
プランターに植えたキュウリさえ立派に伸びている。
私のやり方とどこが違うのだろうか。
彼女は一つ持って帰るように言ってくれたけれど、私は断った。
今更里帰りだなんて。
とにかくこの大きな差の理由が知りたかった。
(写真 下の写真が我が家の鉢)