友人が自分で作った「胡桃味噌」がなかなか美味しかったというから、
私もまねて作ってみた。
スーパーに行くと、
よく「ご飯の友に」という歌い文句で、
「何とか味噌」と名の付いた佃煮のようなものが売っているが、
私はそうした出来合いのおかずはあまり買うことがない。
でも、春に作るフキ味噌は大好きだし、
胡桃味噌も何だか食べてみたくなった。
そこで友人に作り方を聞いたら、案外簡単だった。
生の胡桃を適当にスライスして軽く乾煎りし、
みりんをかけ、最後に味噌と砂糖を入れて味を調える。
胡桃を切るのが大変なだけで、あっという間にできてしまう。
早速その手順で作ってみて味見をすると、これが何と美味しいこと。
お味噌が市販品ではなく手作りなのが良かったようだ。
出来上がりをへらで集めて小瓶に5本程度詰めたのだが、
1本はすぐに食べきってしまった。
白いご飯に乗せると癖になってしまい、正に「ご飯の友」だったからである。
気を良くした私は、1本を友人に送って感想を求めた。
友人は届くとすぐに味見をしてくれて、
「お味噌が生きていて美味しいわ」との返事があり、創作意欲が高まった。
今度は、チリメンジャコやピーナッツ、ショウガなど、
その他考えられる材料を使い「何とか味噌」を作ってみようと思っている。