今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

記憶の薄れ

先日、友達を誘ってそう遠くはない場所にある、

とある入り組んだ岩稜の山を歩いてきた。

そこへ行くには記憶がしっかりとしているけれど、

このところ道を間違えてばかりいるのでナビをつけた。

 

小一時間ほど車を走らせて林道の脇に駐車した。

そこまでは記憶通りだった。

ところが、そこからの山道が全くと言ってよいほど記憶と違うのだ。

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ここには10回以上どころかもっと来ている。

だのに、道に覚えがなかった。

1時間ほど登って岩尾根に着くと、確かによく歩いたコースがあり、

ちょっとしたランドマーク的な岩壁に出た。

 

景色が素晴らしく写真を撮って歩いたため、

山頂まで4時間もかかった。

同行した友達は「ここは初めて」と言って喜んでいる。

紫色のミツバツツジもオレンジの山ツツジも満開だ。

 

帰りの際は沢の道を下った。

ここも水が透き通っていて静かな良いコースだ。

友人が「こんなところ、初めて。綺麗ね」と一層喜んだ。

 

時間がかかり過ぎたので、

お昼は尾根で休んでおむすびを一つ食べただけだった。

沢音の涼し気な水のほとりで熱いラーメンを作る。

 

7時間ほどの山歩きを終え、

その晩、念のために以前の写真の納まっているハードディスクを開いてみた。

すると、この日の山の山頂標識の前で、

友達がしっかりポーズを取って映っているし、

別の日に、下山した沢を上りに使ってもいた。

 

そのことを連絡すると、「いやぁー、本当?」と驚いていた。

私も友達もかなり忘れっぽくなっている。